Brown rice
玄米/Rice → Brown rice(White riceの登場) ◎
精米した白米が主流になったことで、ぬかを残したままの米を区別して呼ぶようになった名称。
「食」に関するレトロニム48件の一覧。食の分野で新しいものが登場したことにより、元のものを区別するために生まれた呼び名を集めた。
玄米/Rice → Brown rice(White riceの登場) ◎
精米した白米が主流になったことで、ぬかを残したままの米を区別して呼ぶようになった名称。
ホットチョコレート/Chocolat → Chocolat chaud(Chocolat (solide)の登場) ◎
板チョコなど固形のチョコレートが普及したことで、もともと「chocolat」と呼ばれていた飲み物を区別して呼ぶようになった名称。
軸付きトウモロコシ/Corn → Corn on the cob(Canned cornの登場) ◎
缶詰のコーンが広く出回るようになったことで、芯についたままのトウモロコシを区別するために使われるようになった名称。
動物性ミルク/Milk → Dairy milk(Plant milkの登場) ◎
豆乳やアーモンドミルクなどの植物性ミルクが普及したことで、動物から搾った本来の乳を区別するために使われるようになった名称。
イングリッシュマフィン/Muffin → English muffin(American muffinの登場) ◎
アメリカで甘いカップケーキ型のマフィンが広まったことで、イギリス由来の平たいパンを区別するために使われるようになった名称。
従来型オーブン/Four → Four traditionnel(Four à micro-ondesの登場) ◎
電子レンジが家庭に広まったことで、熱で焼く従来のオーブンを区別して呼ぶようになった名称。
ハードサイダー/Cider → Hard cider(Non-alcoholic apple ciderの登場) ◎
アメリカで「cider」が無濾過のりんごジュースを指すようになったため、発酵させたアルコール飲料のほうを区別して呼ぶ名称。
生乳/Milk → Raw milk(Pasteurized milkの登場) ◎
低温殺菌が標準になったことで、加熱処理をしていない牛乳を区別するために使われるようになった名称。
着席型レストラン/Restaurant → Sit-down restaurant(Fast food / take-outの登場) ◎
ファストフード店や持ち帰りの店が増えたことで、席について給仕を受ける従来のレストランを区別するために使われるようになった名称。
サワー種/Bread dough → Sourdough(Commercial yeastの登場) ◎
市販のパン酵母が普及したことで、自然の酵母と乳酸菌で発酵させる従来のパン種を区別するために使われるようになった名称。
カレー → インドカレー(日本式カレーライスの登場) ?
日本で小麦粉のルウを使った独自のカレーライスが国民食として定着したことで、インドの本場の料理を区別するようになった名称。
バー → オーセンティックバー(カジュアルバーの登場) ?
ダイニングバーやカジュアルバーなど気軽なバーが増えたことで、伝統や格式を重んじる正統派のバーを区別して呼ぶようになったとされる名称。
プリン → クラシックプリン(ふわとろプリンの登場) ?
生クリーム感の強いふわとろ系のプリンが主流になったことで、昔ながらの固めのプリンをクラシックプリン(固めプリン)と呼び分けるようになったとされる。
ミキサー → ハンドミキサー(卓上型ミキサー(ジューサーミキサー)の登場) △
日本で「ミキサー」が卓上型のジューサーミキサー(ブレンダー)を指す言葉として定着したため、手で持って使う泡立て用の電動ミキサーを区別するために使われる名称。
コーヒー → ホットコーヒー(アイスコーヒーの登場) ◎
アイスコーヒーが定着したことで、温かい従来のコーヒーを区別して呼ぶようになった名称。喫茶店では略して「ホット」とも言う。
チョコレート → ホットチョコレート(固形チョコレートの登場) ◎
もともと飲み物だったチョコレートが、19世紀に固形の菓子として広まったことで、飲み物のほうを区別するようになった名称。
コーヒー → レギュラーコーヒー(インスタントコーヒー・缶コーヒーの登場) ◎
インスタントコーヒーや缶コーヒーが広まったことで、焙煎した豆から抽出する従来のコーヒーを区別して呼ぶようになった名称。
唐辛子 → 一味唐辛子(七味唐辛子の登場) ◎
唐辛子に山椒や胡麻などを混ぜた七味唐辛子が広まったことで、唐辛子だけを砕いた香辛料を一味唐辛子と呼び分けるようになった。
寿司 → 回らない寿司(回転寿司の登場) ◎
ベルトコンベアで寿司を運ぶ回転寿司が一般的になったことで、カウンターで職人が握る従来の寿司店を区別して呼ぶようになった俗な言い方。
八ツ橋 → 堅焼き八ツ橋(生八ツ橋の登場) ◎
焼かずに作る生八ツ橋が人気になり、単に「八ツ橋」と言えば生八ツ橋を指すことも増えたため、本来の焼き菓子である八ツ橋を区別して呼ぶようになった名称。焼き八ツ橋とも呼ばれる。
弁当 → 手作り弁当(市販の弁当の登場) ?
店で買える弁当が広まったことで、自分や家族が作る弁当を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
蕎麦 → 手打ち蕎麦(機械打ちの蕎麦(製麺機)の登場) ?
製麺機で麺を作るようになったことで、機械を使わず手で打って作る蕎麦を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
担々麺 → 汁あり担々麺(汁なし担々麺の登場) ?
本場四川風の汁なし担々麺が日本で広まったことで、日本で一般的だったスープ入りの担々麺を汁あり担々麺と呼び分けるようになったとされる。
喫茶店 → 純喫茶(カフェー(特殊喫茶)の登場) ◎
女給が接客し酒類も出す「カフェー(特殊喫茶)」が流行したことで、酒類を扱わない本来の喫茶店を区別するために昭和初期ごろに生まれた名称。
はちみつ → 純粋はちみつ(加糖はちみつ・精製はちみつの登場) ?
糖類を加えた加糖はちみつや、においや色を取り除いた精製はちみつが流通するようになったことで、手を加えていないはちみつを純粋はちみつと呼んで区別するようになったとされる。
清酒(日本酒) → 純米酒(アルコール添加酒(アル添酒・三増酒)の登場) ?
醸造アルコールを加える清酒が主流になったことで、米と米麹だけで造る清酒を純米酒と呼んで区別するようになったとされる。
酢 → 醸造酢(合成酢の登場) ?
化学的に作られた酢酸を薄めた「合成酢」が出回ったことで、穀物や果実を発酵させて造る従来の酢を区別するようになった名称。
パン → 食パン(菓子パンの登場) △
あんパンなどの菓子パンが普及したことで、主食として食べるパンを区別するために使われるようになった名称とされる。食パンは菓子パンの対義語とされる。
餃子 → 水餃子(焼き餃子の登場) ?
日本では焼き餃子が餃子の標準になったため、中国で一般的なゆでた餃子を区別するようになった名称。
クリーム → 生クリーム(植物性脂肪のホイップクリームの登場) ?
乳製品を使わず植物性脂肪で作るクリームが出回ったことで、乳脂肪だけで作る従来のクリームを区別して呼ぶようになったとされる名称。
ジュース → 生ジュース(瓶・缶・パック入りの市販ジュースの登場) ?
工場で製造された瓶・缶・紙パック入りのジュースが一般化したことで、その場で果物を搾った飲み物を区別するようになった名称。
小麦粉 → 全粒粉(精製小麦粉の登場) ◎
製粉技術の発達で胚芽やふすまを取り除いた白い小麦粉が主流になり、丸ごと挽いた従来の粉を全粒粉と呼ぶようになった。
蒲鉾 → 竹輪(板蒲鉾の登場) ◎
板の上にすり身を盛った板蒲鉾が現れたことで、棒に巻きつけて焼いた元来の蒲鉾を「竹輪蒲鉾」と呼んで区別し、それが略された名称。
うなぎ → 天然うなぎ(養殖うなぎの登場) ◎
うなぎの養殖が広まり、流通するうなぎのほとんどが養殖物になったことで、川や海でとれたうなぎを区別するようになった名称。
水 → 天然水(水道水・処理された水の登場) ?
浄水処理された水道水が当たり前になり、容器入りの飲料水が商品化されたことで、地下水などを源とする水を区別するようになった名称。
栽培 → 土耕栽培(水耕栽培・養液栽培の登場) ?
土を使わない水耕栽培などの養液栽培が広まったことで、土を使う従来の栽培方法を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
酒 → 日本酒(洋酒(ビール・ワイン・ウイスキーなど)の登場) ◎
明治以降にビールやワイン、ウイスキーなどの洋酒が広まったことで、米から造る従来の酒を区別するようになった名称。
茶 → 日本茶(紅茶など外国の茶の登場) ◎
明治時代に紅茶など外国の茶が日本に入ってきたことで、日本で作られる従来の茶、特に緑茶を区別して日本茶と呼ぶようになった。
ビール → 瓶ビール(缶ビールの登場) ?
缶ビールの登場・普及によって、瓶に詰めた従来のビールを瓶ビールと呼び分けるようになったとされる。
牛乳 → 普通牛乳(低脂肪乳・加工乳の登場) ?
成分を調整した乳製品が並ぶようになったことで、成分無調整の従来の牛乳を区別して呼ぶようになった言い方。
みりん → 本みりん(みりん風調味料の登場) ◎
アルコール分をほとんど含まない安価な「みりん風調味料」が登場したことで、従来の酒類としてのみりんを区別するようになった名称。
わさび → 本わさび(西洋わさびを使った粉わさび・練りわさびの登場) ◎
西洋わさび(ホースラディッシュ)を原料とする安価な粉わさびやチューブ入りの練りわさびが普及したことで、日本原産のわさびを区別するようになった名称。
焼酎 → 本格焼酎(新式焼酎(焼酎甲類・連続式蒸留焼酎)の登場) ◎
明治末期に連続式蒸留機で造る新式焼酎が登場したことで、在来の焼酎は旧式焼酎、のちに乙類と呼ばれるようになり、1971年からは本格焼酎と呼べるようになった。
葛粉 → 本葛(サツマイモやジャガイモのでんぷんを混ぜた葛粉の登場) ?
サツマイモやジャガイモなどのでんぷんを加えた葛粉が広く流通するようになったことで、クズの根のでんぷんだけで作った葛粉を本葛と呼んで区別するようになったとされる。
清酒(日本酒) → 本醸造(醸造アルコールを多く加えた清酒の登場) ?
醸造アルコールを加えて増量した清酒が広まったことで、アルコールの添加を在来程度に抑えた清酒を本醸造酒と呼んで区別するようになったとされる。
農業 → 有機農業(化学肥料・化学農薬の登場) ◎
化学肥料や化学農薬を使う農業が主流になったことで、それ以前からの化学物質に頼らない農業を有機農業と呼ぶようになった。
野菜 → 有機野菜(化学肥料・化学合成農薬を使う栽培の登場) ?
化学肥料や化学合成農薬を使う栽培が一般化したことで、それらに頼らない従来型の方法で育てた野菜を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
菓子 → 和菓子(洋菓子の登場) ◎
明治時代にチョコレートやケーキなどの洋菓子が入ってきたことで、それまでの日本の菓子を区別して呼ぶようになった名称。