Black powder
黒色火薬/Gunpowder → Black powder(Smokeless powderの登場) ◎
無煙火薬が登場したことで、それまで単に「gunpowder」と呼ばれていた黒色火薬を区別するために使われるようになった名称。
「科学」に関するレトロニム36件の一覧。科学の分野で新しいものが登場したことにより、元のものを区別するために生まれた呼び名を集めた。
黒色火薬/Gunpowder → Black powder(Smokeless powderの登場) ◎
無煙火薬が登場したことで、それまで単に「gunpowder」と呼ばれていた黒色火薬を区別するために使われるようになった名称。
光学顕微鏡/Microscopio → Microscopio óptico(Microscopio electrónicoの登場) ◎
電子顕微鏡が発明されたことで、それまでの光を使う顕微鏡を区別して呼ぶようになった名称。
クジャク/Pavo → Pavo real(Pavo (guajolote)の登場) ◎
アメリカ大陸から七面鳥が伝わり「pavo」と呼ばれるようになったことで、もともと「pavo」だったクジャクを区別して呼ぶようになった名称。
生乳/Milk → Raw milk(Pasteurized milkの登場) ◎
低温殺菌が標準になったことで、加熱処理をしていない牛乳を区別するために使われるようになった名称。
レッサーパンダ/Panda → Red panda(Giant pandaの登場) ◎
ジャイアントパンダが西洋に知られるようになったことで、もともと「パンダ」と呼ばれていた動物を区別するために使われるようになった名称。
摩擦マッチ/Match → Strike-anywhere match(Safety matchの登場) ◎
安全マッチが開発されたことで、どこでこすっても火がつく従来のマッチを区別するために使われるようになった名称。
可視光/Light → Visible light(Invisible electromagnetic radiationの登場) ◎
赤外線や紫外線などの目に見えない光が発見されたことで、人の目に見える光を区別するために使われるようになった名称。
金属 → コモンメタル(レアメタルの登場) ◎
産業に欠かせない希少な金属がレアメタルとして区別されるようになったことで、鉄や銅など大量に使われる金属を区別して呼ぶようになった名称。
トランジスタ → バイポーラトランジスタ(電界効果トランジスタ(FET)の登場) ◎
電界効果トランジスタ(FET)が登場したことで、最初に広く使われた接合型のトランジスタを区別して呼ぶようになった名称。
コーディング(内容分析) → ヒューマンコーディング(機械学習による自動分類の登場) ?
大量のテキストを機械学習で分類する手法が使われるようになったことで、人がデータを読んで分類する作業をヒューマンコーディングと呼び分けるようになったとされる。
パンダ → レッサーパンダ(ジャイアントパンダの登場) ◎
もともと「パンダ」と呼ばれていた動物が、のちに知られたジャイアントパンダに名前の主役を奪われ、「レッサー(小さいほうの)」を付けて呼ばれるようになった名称。
電池 → 一次電池(二次電池(充電池)の登場) ◎
充電して繰り返し使える二次電池が登場したことで、使い切りの従来の電池を一次電池と呼ぶようになった。
磁石 → 永久磁石(電磁石の登場) △
電流を流している間だけ磁力を持つ電磁石が作られたことで、磁力を保ち続ける従来の磁石を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
電池 → 化学電池(物理電池(太陽電池など)の登場) ◎
太陽電池や原子力電池などの物理電池が登場したことで、化学反応を利用する従来の電池を区別して呼ぶようになった名称。
蒸気機関 → 外燃機関(内燃機関の登場) ◎
機関の内部で燃料を燃やす内燃機関が実用化されたことで、機関の外部で燃焼を行う蒸気機関などを区別して呼ぶようになった名称。
医学(医方) → 漢方医学(蘭方(西洋医学)の登場) ◎
江戸時代にオランダ経由で西洋医学(蘭方)が伝わったことで、それまでの中国由来の医学を区別するために「漢方」と呼ぶようになった。
顕微鏡 → 光学顕微鏡(電子顕微鏡の登場) ?
光の代わりに電子線を使う電子顕微鏡が発明されたことで、可視光線を利用する従来の顕微鏡を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
望遠鏡 → 光学望遠鏡(電波望遠鏡の登場) ?
天体からの電波を観測する電波望遠鏡などが登場したことで、可視光で観測する従来の望遠鏡を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
魚(川や湖の魚) → 在来魚(外来魚(オオクチバス・ブルーギルなど)の登場) ?
オオクチバスやブルーギルなどの外来魚が持ち込まれて増えたことで、その地域にもともと生息していた魚を在来魚と呼んで区別するようになったとされる。
衛星 → 自然衛星(人工衛星の登場) ◎
月のように惑星を回る天体は単に衛星と呼ばれていたが、人工衛星の打ち上げ以降、自然衛星と呼んで区別するようになった。
言語 → 自然言語(人工言語・プログラミング言語の登場) ◎
人工的に設計された言語が登場したことで、人が日常的に用いる従来の言語を区別して呼ぶようになった名称。
数 → 実数(虚数・複素数の登場) ◎
虚数の概念が導入されたことで、それまでの数を「実在する数」として実数と呼んで区別するようになった。
電気伝導 → 常伝導(超伝導の登場) ◎
電気抵抗がゼロになる超伝導が発見されたことで、電気抵抗を伴う通常の電気伝導の状態を区別して呼ぶようになった名称。
包茎 → 真性包茎(仮性包茎の登場) ?
包皮をむくことができる状態を「仮性包茎」と呼ぶようになったことで、包皮をむくことができない本来の包茎を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
ゴム → 天然ゴム(合成ゴムの登場) ◎
合成ゴムが工業化されたことで、ゴムの木の樹液から作られる従来のゴムを天然ゴムと呼ぶようになった。
ダイヤモンド → 天然ダイヤモンド(合成ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド)の登場) ◎
人工的に合成されたダイヤモンドが宝飾品として流通するようになったことで、地中で自然に生成されたダイヤモンドを区別するようになった名称。
樹脂 → 天然樹脂(合成樹脂の登場) ◎
化学的に合成された合成樹脂が登場したことで、本来「樹脂」と呼ばれていた植物などから得られるものを天然樹脂と呼んで区別するようになった。
染料 → 天然染料(合成染料の登場) ◎
1856年に合成染料が発明され普及したことで、植物・動物・鉱物から得られる従来の染料を天然染料と呼んで区別するようになった。
繊維 → 天然繊維(化学繊維(人造繊維)の登場) ?
レーヨンやナイロンなどの化学繊維が登場したことで、綿・麻・絹・羊毛など自然界から得られる繊維を天然繊維と呼んで区別するようになったとされる。
栽培 → 土耕栽培(水耕栽培・養液栽培の登場) ?
土を使わない水耕栽培などの養液栽培が広まったことで、土を使う従来の栽培方法を区別して呼ぶようになったとも考えられる名称。
相対性理論 → 特殊相対性理論(一般相対性理論の登場) ◎
アインシュタインが1915年に重力を含む一般相対性理論を発表したことで、1905年の相対性理論を特殊相対性理論と呼ぶようになった。
目 → 肉眼(望遠鏡・顕微鏡の登場) △
望遠鏡や顕微鏡などの器具を用いない生来の視力を指す語。器具による観察と対比して使われるが、仏教語としてはそれ以前から存在した。
時計(土圭) → 日時計(機械時計の登場) ?
機械時計が発明・普及したことで、太陽の影で時刻を知る最古の時計を区別して呼ぶようになったとされる名称。
半導体 → 無機半導体(有機半導体の登場) ◎
半導体の性質を示す有機物である有機半導体が開発されたことで、シリコンなど従来の無機物の半導体を区別して呼ぶようになった名称。
動物 → 野生動物(家畜(飼養動物)の登場) △
人間が動物を家畜化したことで、自然界に生息する動物を区別して呼ぶようになったとされる名称。ただし家畜化は有史以前にさかのぼり、レトロニムとみなせるかには疑問もある。
目 → 裸眼(眼鏡・コンタクトレンズの登場) ?
眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正するのが一般的になったことで、何も着けていない状態の目を区別するようになった名称。