Retronym — natural dye
天然染料とは?意味・語源・「天然染料」と呼ばれるようになった理由
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概要
- 元の名称「染料」
- 新しく登場したもの合成染料
- 呼び分けの必要元の「染料」を区別する必要が生まれる
- レトロニム「天然染料」
1856年に合成染料が発明され普及したことで、植物・動物・鉱物から得られる従来の染料を天然染料と呼んで区別するようになった。
天然染料とは
植物・動物・鉱物などから得られる染料のこと。藍・茜・紅花などの植物染料、コチニールなどの動物染料、鉱物染料に分けられる。
なぜ「天然染料」と呼ばれるようになった?
「合成染料」が登場したことで、それまでの「染料」と区別する必要が生まれ、「天然」を付けた「天然染料」という呼び名が使われるようになった。
「染料」に「天然」を付けた語で、『日本国語大辞典』は「合成染料に対していう」と説明している。
元々は何と呼ばれていた?
合成染料が登場する前は、単に「染料」と呼ばれていた。
天然染料が必要になった背景
人類は古くから天然の色素で布を染めてきた。日本では927年の『延喜式』に紅花・蘇芳・茜・黄檗などの染料が記されている。1856年にイギリスのW・H・パーキンがアニリンから紫色の染料モーブを合成したのが合成染料の始まりで、1880年にはバイヤーが藍の主成分インジゴを合成し、工業的な染色では天然染料はほぼ合成染料に置き換えられた。
天然染料の具体例・使われ方
「天然染料で染めた」のように、手工芸品や伝統工芸の染色を語る場面で使われ、植物由来のものは「草木染め」とも呼ばれる。天然染料による染色は手間がかかるが、合成染料にない趣があるとして一部の手工芸品で好んで用いられている。
レトロニムとしての特徴
- 元の名称
- 染料
- 新しく登場したもの
- 合成染料
- 付け足された言葉
- 天然
- 成立時期
- 19世紀後半以降
- 主に使われる言語
- 日本語
- ステータス
- 確定