Retronym — sailing ship
帆船とは?意味・語源・「帆船」と呼ばれるようになった理由
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概要
- 元の名称「船」
- 新しく登場したもの汽船(蒸気船)
- 呼び分けの必要元の「船」を区別する必要が生まれる
- レトロニム「帆船」
蒸気で走る汽船が登場したことで、風の力で走る船を帆船と呼んで区別するようになったとされる。ただし「帆船」という語自体は汽船の登場以前から使われていた。
帆船とは
帆を張り、風の力を利用して走る船のこと。「帆前船(ほまえせん)」「帆掛け船」「帆走船」ともいう。
なぜ「帆船」と呼ばれるようになった?
「汽船(蒸気船)」が登場したことで、それまでの「船」と区別する必要が生まれ、「帆」を付けた「帆船」という呼び名が使われるようになった。
「帆船(はんせん)」は『日葡辞書』(1603〜04年)に用例がある古い語である。一方「帆前船」は、幕末以降に日本型帆船に対して西洋型帆船を区別する呼称として使われ、のちに汽船に対する帆船の総称となった。
元々は何と呼ばれていた?
汽船(蒸気船)が登場する前は、単に「船」と呼ばれていた。
「帆船」のほか、「帆前船」「帆掛け船」と呼ばれることもある。
帆船が必要になった背景
19世紀にはクリッパーなど快速の帆船が活躍したが、1869年のスエズ運河開通を機に、外洋航路の主役は日程どおりに航海できる汽船へ移り、1914年のパナマ運河開通でそれが決定的となった。汽船が主流になると、帆船は汽船と対比される存在となった。
帆船の具体例・使われ方
現在の帆船は、航海訓練用の練習船やスポーツ用のヨットなどに名残をとどめている。「帆船」という語は汽船以前から存在するため、レトロニムとみなせるかには議論があり、汽船との対比で総称として使われるようになった「帆前船」の方がレトロニムに近い経緯をもつ。
レトロニムとしての特徴
- 元の名称
- 船
- 新しく登場したもの
- 汽船(蒸気船)
- 付け足された言葉
- 帆
- 成立時期
- 19世紀以降
- 主に使われる言語
- 日本語
- ステータス
- 議論あり