Retronym — tennen boke
天然ボケとは?意味・語源・「天然ボケ」と呼ばれるようになった理由
概要
- 元の名称「ボケ」
- 新しく登場したもの漫才のボケ(演じられるボケ)
- 呼び分けの必要元の「ボケ」を区別する必要が生まれる
- レトロニム「天然ボケ」
「ボケ」が漫才などで意図的に演じる役の意味で広く使われるようになったことで、意図せず自然にとぼけた言動をする人を天然ボケと呼び分けるようになったとされる。
天然ボケとは
周囲から少しずれた発言や行動を意図せず自然に行い、結果として笑いを誘ってしまう人のこと。「ボケ」に「生まれつき・自然のまま」を意味する「天然」を付けた語で、「天然キャラ」、略して「天然」ともいう。
なぜ「天然ボケ」と呼ばれるようになった?
「漫才のボケ(演じられるボケ)」が登場したことで、それまでの「ボケ」と区別する必要が生まれ、「天然」を付けた「天然ボケ」という呼び名が使われるようになった。
萩本欽一は、自身がジミー大西を指して呼んだのが「天然ボケ」「天然」の最初だと述べており、明石家さんまも同様の見解を示している。一方で、それ以前から「天然ボケ」という言葉は一般的だったとする書物もあり、初出ははっきりしない。
元々は何と呼ばれていた?
漫才のボケ(演じられるボケ)が登場する前は、単に「ボケ」と呼ばれていた。
「天然ボケ」のほか、「天然」「天然キャラ」と呼ばれることもある。
天然ボケが必要になった背景
「ぼけ」はもともと、ぼけること、またぼけた人を指す語であった。のちに軽口や漫才で滑稽な役を演じる者も「ボケ」と呼ばれるようになり、1948年の古川緑波の文章に用例がある。漫才のボケが意図的に笑いを誘う役として定着したことで、自然にとぼけた言動をする人を「天然」と付けて区別するようになったとされる。
天然ボケの具体例・使われ方
「あの人は天然だ」のように、悪意や計算のない他愛ない言動に対して親しみを込めて使われることが多い。わざと天然ボケを装うことは「計算」「ニセ天然」「養殖」などと呼ばれる。ただし、語の成立時期や、漫才のボケとの区別のために生まれたかどうかは出典によって確認できておらず、レトロニムとみなすかについては議論の余地がある。
レトロニムとしての特徴
- 元の名称
- ボケ
- 新しく登場したもの
- 漫才のボケ(演じられるボケ)
- 付け足された言葉
- 天然
- 主に使われる言語
- 日本語
- ステータス
- 議論あり